プルタミナルーブリカンツがグローバル市場強化のためシドニーに代表部を設置

インドネシア国営石油会社 PT Pertamina (Persero) の子会社として自動車・バイク向け潤滑油や産業向け潤滑油を製造・販売するPT Pertamina Lubricnts (以下、プルタミナ・ルーブリカンツ)は、事業拡大を目的にオーストラリアのシドニーに代表部を設置したことを発表しました。今回の代表部設置は、国際的な市場の拡大、同社のグローバル事業の強化、そしてグローバル展開を見据えた世界水準の潤滑油製品の販売のための戦略的な意思決定に基づくものです。また、シドニーに代表部を設置することで、オーストラリア圏において顧客志向のサービスを提供することが可能になります。

代表部開設に伴う署名、式典はシドニーに位置するインドネシア大使公邸で執り行われました。当日は、プルタミナ・ルーブリカンツの代表取締役社長アファンディ(Afandi)及びインドネシア駐オーストラリア・バヌアツ大使であるクリスティアント・ルゴウォ(Kristianto Legowo)、ニューサウスウェールズ、クイーンズランド、南オーストラリアのインドネシア領事であるR. ヘル・ハルタント・スボロ(R. Heru Hartanto Subolo)に加え、プルタミナ・ルーブリカンツのセールス&マーケティング担当取締役のアンドリア・ヌサ(Andria Nusa)が臨席しました。

また、オーストラリアのキャンベラ貿易部のヌリマンシャ(Nurimansyah)、シドニーのインドネシア貿易振興センター長であるアグン・ハリス・スティアワン(Agung Haris Seriawan)、インドネシア投資促進センター取締役であるスリ・モエルティンイングローム(Sri Moertiningroem)、大使公邸担当取締役のスリヤンティ・スナルヨも併せて出席しました。

インドネシア駐オーストラリア・バヌアツ大使であるクリスティアント・ルゴウォ氏はインドネシア政府の2つの優先課題、つまり、輸出の増加とインドネシア産の海外市場における知名度向上への投資について言及し、プルタミナ・ルーブリカンツの海外進出 及び プルタミナとインドネシアの名前をグローバルブランドに育成するために全面支援すると述べました。また、モータースポーツやスーパーカー関連のイベントにおいてランボルギーニのテクニカルパートナーとしてプルタミナがプロモーションに全面協力したことに謝意を述べました。

プルタミナ・ルーブリカンツ代表取締役社長のアファンディは「代表部の存在は近い将来にオーストラリア市場の深耕に導くための理想的な嚆矢です。我々が大切にする基本理念や目標に基づき、当社がより顧客や潜在顧客に歩み寄ることで、オーストラリアの市場開発に直接的に関わっていくことができると考えています」と述べています。

また、アファンディは「オーストラリア市場は潤滑油市場として大きな潜在性を持っており、当社はオーストラリア圏の市場機会を開発・拡大することに強い関心を抱いてきました。当社はインドネシア国内市場における60%相当のマーケットシェアを維持しながら、潤滑油の輸出機会をさらに拡大していくことになります」と述べています。

プルタミナ・ルーブリカンツは、インドネシア国営石油会社PT Pertamina (Persero)の子会社として、オーストラリアを含む世界17ヶ国に事業を展開しており、2013年の創業以来、プルタミナ・ルーブリカンツは海外に16の販売代理店を有しています。プルタミナ・ルーブリカンツは、ファストロン・ゴールドとテクノという名称でファストロンブランドの合成油エンジンオイルを自動車向け主要製品として販売しています。